美容鍼灸への科学的アプローチ ~SBH美容健康法の内臓脂肪、抗加齢に及ぼす効果~

2009年2月15日(日)、東京国際フォーラムで第26回日本東方医学会が開催されました。

学会での発表内容

目的

21世紀の医学界、美容エステティック領域では、抗加齢医学への関心が高まり急速に普及しつつある。これに伴い老化予防や健康長寿を妨げ、生活の質を低下させるメタボリックシンドロームが注目されるようになった。そこで、SBH美容健康法が内臓脂肪、抗加齢に及ぼす効果について未病医学の立場から検討した。

対象・方法

対象はメタボリックシンドロームと診断された平均年齢31.8歳の男性6人。対象群は、BMI25以上、腹囲が85cm以上、臍レベルでの内臓脂肪面積100cm2を診断基準として選定した。

SBH美容健康法は、陰陽五行論に基づいて証を判定し、オリエンタルエステ、栄養・運動指導などを、施術は週2~3回の頻度で4ヶ月間実施した。測定法として身体計測、皮下・内臓脂肪面積、血液生化学的検査、アディポネクチン、PAI-1、内分泌機能検査、MRIを行い施術前後の成績を比較検討した。

結果

身体計測値、皮下・内臓脂肪面積はともに低下し0.01%有意水準で有意性が認めらた。TG、TCはともに減少し0.01%有意水準で有意性が認められ、HDL-Cは増加、LDL-Cは減少した。GOT、GPT、γ-GTP、LDHはともに減少し0.05%有意水準で有意性が認められた。血糖、HbA1cはともに減少、アディポネクチンは6人中2人の増加が見られ、PAI-1は施術4.前に比べ平均7.5ng/ml減少した。GHは6例中2例が増加傾向を示し、TSH、T4はともに増加した

考察

対象群は、施術前の検査の結果から病気は発症していないが健康度が低い「未病」の状態であった。4ヶ月間のオリエンタルエステと栄養・食事指導により、健康度の低い「未病」の状態から、オプティマルレンジに達することができた。この成績を通じて、オリエンタルエステはメタボリックシンドロームの未病治療として注目に値するテクニックであると言える。

日本東方医学会とは
中医学、日本漢方、現代西洋医学の三身一体となった通常の学術研究の発表の場を提供する他に、学会において「是」と認識された治療や研究の社会への実際の応用や、今まで十分な教育や情報の伝達を任務とする東方医療振興財団の活動を学術・指導の面でサポートする事であり、学会誌「東方医学」や中国中西医結合学会誌の日本語版「中西医結合」の発行をはじめ以下の行事・目的を実行している学会。学会会員は、実地医家の割合が多く、難知性疾患、中でも癌、膠原病、エイズなどの治療実証に重点的に取り組んでいる。

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